フローラＳ

2025年4月27日（日）、東京競馬場でフローラステークス(以下、フローラＳ)が行われる。​オークスへの優先出走権を懸けた重要なトライアルであり、春の牝馬クラシック戦線を占う一戦として注目を集めている。​今年は、無敗の2戦2勝馬や重賞好走馬など、将来性豊かな3歳牝馬が顔を揃え、激戦が予想される。​

前走のフリージア賞で牡馬相手に勝利したヴァルキリーバースは、スタート直後に挟まれる不利を受けながらも、向正面で位置を上げて直線で抜け出す強い競馬を見せた。​管理する田中博康調教師は「前回あのメンバーに勝てているので、同じ舞台を走れるというのはアドバンテージになる」と語り、東京芝2000mへの適性に自信を見せている。 ​

ゴーソーファーは、前走のフラワーCで3着に好走し、距離延長となる今回のレースに挑む。​手塚貴久調教師は「仕上がりは順調。前走から一段よくなったと思う。新潟で勝っているけど、左回りで走れるか真価を問われるし、開幕週は鍵。オークスに出したい」と意欲を見せている。 ​

2戦2勝のブラックルビーは、前走の1勝クラスを勝利し、無傷の3連勝を狙う。​田中博康調教師は「心肺機能が素晴らしく、いい調教を積めて向上できた。馬体が傷みやすく、気を付ける面は多々あるが、頑張り屋さんでレースでいいタイプ」と評価している。 ​

東京芝2000mは、スタートから最初のコーナーまでの距離が長く、先行争いが激しくなりにくいコース形態である。​そのため、各馬がスムーズに位置取りを確保しやすく、直線の長さを活かした差し脚も重要となる。​また、開幕週の馬場状態やペース配分もレース結果に大きく影響するため、各馬の適性や展開予想が馬券検討の鍵を握る。​今年の出走馬は、前走で不利を受けた馬や実績馬が揃っており、見応えのあるレースが期待される。​

出走予定馬

条件・コース

東京芝2000m

直近3年の好走馬一覧

直近10年のデータ