京王杯スプリングC

安田記念の重要な前哨戦として位置付けられる京王杯スプリングカップ（以下、京王杯ＳＣ）が、5月3日に東京競馬場で開催される。昨年はウインマーベルが先行押し切りで勝利し、その後海外にも挑戦した。今年も安田記念出走を見据える有力馬が集い、注目の一戦となりそうだ。

昨年のセントウルSで重賞4勝目を挙げたトウシンマカオは、左回りでの重賞初勝利を果たし、成長を見せている。​鞍上の菅原明良騎手は「まだまだ上積みはあります。本番も頑張りたい」と意気込みを語っており、今回のレースでも注目される存在だ。 ​

2023年のスプリンターズステークスを制したママコチャは、前走の高松宮記念で3着に好走し、復調気配を見せている。​池江泰寿調教師は「動きはいい。順調に来ている」と状態の良さを強調しており、坂路での最終追い切りでは53秒4―12秒3をマークした。 ​

2023年のこのレースを制したレッドモンレーヴは、南ウッドでの併せ馬で馬なりのまま併入し、順調な仕上がりをアピールしている。​昨年の京王杯ＳＣでも、外から鋭く伸びてハナ差２着と好走しており、３年連続の上位進出なるか注目だ。 ​

馬券の狙いどころとしては、東京芝1400mの持つ独特なラップ構成と、差し・追い込み馬に有利な傾向に注目したい。直線の長さを活かせるタイプが浮上する可能性が高く、上がり性能に優れた馬を中心に組み立てるのがセオリーだ。スプリンター色の強い馬は位置取りと展開次第で着順が左右されやすいため、安定した末脚を持つ馬に分がある。脚質バランスと東京実績を併せて評価したい一戦となる。

出走予定馬

条件・コース

東京芝1400m

直近3年の好走馬一覧

直近10年のデータ